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野村 仁さんの企画展 [アート / art]

国立新美術館で明日から、現代美術家・野村 仁さんの企画展が始まります。
それに先駆けて、今日の午後、内覧会に行ってきました。

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野村 仁さんの作品に触れるのは、初めて。
どんな作家さんなのかも正直よく知らなかったのですが、
行ってみたら、これがもう大ハマリ!!
アートと宇宙、科学が融合していて、めちゃめちゃ面白いの!!!

たとえば、太陽の運行を写真に記録したら、生まれた8の字の形だったり。
月の軌跡や鶴の群れが飛ぶ様子を撮影し、五線譜の上の音符に置き換えたら、
そこからなんと音楽が、曲が生まれて、それが流れていたり。
本物の隕石とか化石をつかった作品もあったり。

宇宙や自然界の不思議、わたしたちには及ばない時間や空間、次元。
目には見えなくても、また、生きている間には体験できなかったとしても
必ずそこに存在しているもの。

変化することも、ちゃんと宇宙のシステムにプログラムされているというか
一瞬の調和もあるけど、それぞれがバラバラに変化する様子も
宇宙レベルで、引きで見たらしっかり調和してるんだろうな~、と。
そんな宇宙のエネルギーのすごさを感じました。
で「おお、わたしたちもそんなエネルギーのなかで生きている!」と感動♪(笑)

そして!

数年前の作品に、ぬわんと「色彩言語」をテーマにした作品が!
興奮~!!!!

オーラソーマは色彩の言語と呼ばれているわけでありますが、
それに対し、野村さんの色彩の言語は
「物質を分光器にかけると現れる、物質の組成を示す分光スペクトル」
が元となる概念。

そこから派生する形で誕生したのが、こちらの作品。
まるでオーラソーマのボトルのような配色!
(画像は今回の展示会のカタログより)

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これは、「クロマティスト・ペインティング」といってある規則に従った言葉だそう。
色と音の関係に気付けば、読むことができるのだとか。
むむむ、読んでみたい。研究しちゃいそうです。

そして最新作は、カラフルなLEDライトのもとで育つ植物たち。
(同じく、画像は今回の展示会のカタログより)

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植物って好きな色を浴びると、早く大きく育つんですって。
では、どの植物がどの色を好むんだろう? そんな実験的な作品です。
タイトルは「植物を育む言語又は”反照している”を見る」。

このカラフルな2作品にはやられました~!
色彩や光は言語であり、コミュニケーションの手段である。
それをアートとして、こんなに美しく、楽しく表現している人がいるなんて♪
大袈裟な話でなく、倒れそうになりました(笑)。

展示期間は5月27日~7月27日。
植物もそうだけど、このほかにも時が経つにつれて姿を変える作品もあるので
6月、7月と2回くらいは観に行きたいなと思っています(^^)

『野村仁 変化する相-時・場・身体』
http://www.nact.jp/exhibition_special/2009/03/nomura.html

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